はなはなみんみ物語

お子さんのいらっしゃる職場の方からお話を聞いて、児童書の

「はなはなみんみ物語」を読みました。


小人の家族を描いたこどもの本ではありますが、ものすごーく深いテーマが

隠されています。


その昔、小人大戦争で滅びた小人。。。その生き残りである白ひげじいさんとその家族。

戦争当時、空中飛びと海中くぐりという魔法を覚えた小人たちは、空中隊員と海中隊員

に分かれて、ある植物から作った爆弾を抱いて敵に向かって飛んでいくのです。。。

空中隊員だった白ひげじいさんは爆弾を抱いて敵地に飛んでいくも死にきれず、

死んでいった仲間たちを思い、恥を忍んでいきているのだと。。。

そして、やっと見つけた別の生き残りの小人の家族のおじいさんは、

実は爆弾の元となる植物を開発した研究員のひとり。

そのおじいさんは当時研究に夢中になり、どんなことに使われるか考えもしなかったこと、

そしてその爆弾のせいで小人が滅亡してしまったことへの後悔と苦悩を抱いて

生きているのでした。


最終的には、白ひげじいさんは、生き残った小人たちの未来を守るため、

その未来を脅かす敵にひとり爆弾を抱いて立ち向かうのです。

しかしこんなことはもう繰り返してはならないと、爆弾の元になる植物をすべて

処分してから。。。


小人の物語というふんわりした表向きのテーマに隠された重いテーマに驚きつつ、

大人でも十分読み応えのある一冊だと思いました。

もちろん、こどもにはこどもなりの感じ方があると思います。

思った通り、作者のわたりむつこさんは幼少時代を戦争とともに過ごした方でした。
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by orangeteatree | 2013-09-08 11:57 |

Lifie is short.

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